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林紘義著作集第四巻・観念論的・宗教的迷妄との闘い(1999年)

スターリン体制から「自由化」へ―現代「社会主義」体制論 国家資本主義の内的「進化」のあとづけ (1972年)

宮本・不破への公開質問状―ハンガリー事件・スターリン批判・ポーランド問題について (1982年)

我々の闘いの軌跡―“左”右の日和見主義に反対して 栗木伸一評論集 (1979年)

新たな労働者党の建設をめざして―吉岡直人遺稿集 (1974年)

資本主義の民主的改良か社会主義的変革か―日本共産党批判 (1974年)

ジャガノートの車輪の下で―苦悩し闘う労働者たち (1978年)

労働者派・社会主義派の代表を国会へ!―マル労同は第34回衆院選を闘い抜く (1976年)

革命的社会主義の旗をかかげて―マル労同は選挙斗争をどう斗うか (1975年)

破産した“革新”幻想―美濃部都政8年の総括 (1975年)


参議院選挙の結果を踏まえ全国の労働者に訴える

今こそ階級的労働者党の建設を押し進め、その闘いを組織せよ
2007・7・31  マルクス主義同志会 代表委員会

 参議院選挙は民主党の圧勝、自民党の惨敗に終わった。
 自民党が敗北したのは、安倍が労働者人民から徹底的に嫌われ、その卑しい本性が明らかになったからである。安倍は自分が敗北したのではない、たまたま年金とか閣僚の“不祥事”がつづいたからである、自分はやめるわけには行かない、まだやらなくてはならないこと、やると約束したことがある、と開き直っている。彼は選挙中にもわめき立てたように、自分の方が首相として小沢よりも百倍も千倍もふさわしいと信じ、「美しい国」づくりや「戦後体制の転換」は自分でなくては誰がやるのかという“使命感”になおも取り付かれているのである。


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原爆正当化論の「克服」

『海つばめ』第1048号2007年7月29日

 久間元防衛相の原爆「しょうがない」発言の後、米国の元軍人などの「原爆投下がなければ、戦争はさらに一年も一年半も続き、米兵百万人と、それ以上の日本人の命が失われた」という発言も伝えられ、日本の“世論”は「原爆を正当化するのか」とわきたった。
 しかし日本の“世論”なるものは、決して久間や米国の発言を論理的に克服したのではなく、単に感情的に反発したにすぎなかった。


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江刺昭子著『覚めよ女たち・赤瀾会の人びと』

女性解放運動の先覚者たち

『海つばめ』第648号1997年10月5日
 「赤瀾会」というのは、一九二一年(大正十年)四月、山川菊栄、伊藤野枝、堺真柄、九津見房子、秋月静江、橋浦はる子ら、日本社会主義同盟の周りに集まった四十二名を中心に結成された日本で最初の社会主義女性団体である。
 当時、女性は、家庭にいて夫と子供のために奉仕することが本分とされ、結婚・離婚の自由もなく、また政治組織への加入はもちろん政談演説会の傍聴までも禁止されるというまったく無権利な地位におかれていた。


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ライスナー著『ヨーロッパ革命の前線から』

一九二三年蜂起を生き生きと

『海つばめ』第716号1999年3月7日
 本書は、一九一八年から一九年にかけてのソヴィエトにおける内戦を扱った『前線』と二三年のドイツ・ハンブルグの蜂起を描いた『バリケードに立つハンブルグ』の二つのルポルタージュで構成されている。
 著者のラリサ・ライスナーは一八九五年に当時ロシア領だったポーランドの都市ルブリンで生まれる。父はバルト地方出身の大学教授、母はポーランド人だった。十年ほどドイツで生活した後、一九〇五年ロシアに戻る(父は後の法学者・社会学者のミハイル・ミハイロビッチではないかと言われている。二八年没)。彼女は一九一七年の二月革命ではゴーリキーの新聞『新生活』に協力し、ケレンスキー政権批判の文書をかき、十月革命の勝利とともに共産党員。一九一八年から『前線』を各紙に連載、同年赤色ヴォルガ・カスピ艇隊の指揮官ヒョードル・ラスコリニコフと結婚する。一九二三年、単身ドイツに赴き、失敗に終わったドイツ革命の終幕に立ち会い、その証人として『バリケードに立つハンブルグ』を遺した。一九二六年、三十歳の若さで亡くなる。


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大佛次郎著『ドレフュス事件』

軍部の反動性を暴く

『海つばめ』第651号1997年10月26日
 本書の著者である大佛次郎といえば『赤穂浪士』や『鞍馬天狗』等の時代小説で有名だが、『海つばめ』の読者にはパリ・コミューンを題材とした『パリ燃ゆ』や『パナマ事件』などの十九世紀末のフランス第三共和制下の社会問題を扱った一連のノンフィクション作家としての方が親しみ深いと思う。本書もそうした一冊である。


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荒畑寒村著『ロシア革命運動の曙』

ロシア革命の源流を探る

『海つばめ』第618号1997年2月16日
 プレハーノフやレーニンら、多くのロシアの社会主義者は、十九世紀ロシアの革命的民主主義的運動であったナロードニキ運動を直接に経験するか、あるいは少なからぬ思想的影響、啓発を受けている。レーニンの兄・アレクサンドルは、この運動の最末期に「『人民の意志』党テロリスト支部」を名乗り、皇帝アレクサンドル三世の暗殺を企て発覚、処刑(八七年)されている。十六歳の多感なレーニンが受けた衝撃は大きかっただろう。だが彼は、社会主義者としての歩みを開始したその時から、この運動の限界を厳しく指摘し、労働者階級に立脚した革命政党の建設を訴えたことは言うまでもない。


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“宮本イズム”の歴史的意義――共産党をブルジョア政党に育てる

『海つばめ』第648号1997年10月5日

 宮本顕治が“引退”するという。愚劣なブルジョア・ジャーナリズムは、これで共産党の“柔軟路線”に拍車がかかると浮かれている。
 我々もまた“宮本路線”なるものの総括をしておく時であろう。
 しかし何をいまさら“柔軟路線”への進化であろうか。これまでの宮本路線自身露骨に“柔軟路線”だったのであり、不破哲三などがそれに加えるものは何もないといって少しも言い過ぎではない。
 その意味で、“宮本路線”そのものが爛熟し、寄生化しつつある独占資本の国家における典型的な日和見主義、改良主義を代表したのだ。


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山辺健太郎著『日本の韓国併合』

日韓併合の真実を暴く

『海つばめ』第830号2001年7月15日
 本書は、明治時代の「征韓論」から韓国の併合に至る過程に生じた重要な政治的事件について、その真実を明らかにすることを目的としている。著者は「あとがき」で本書の目的について次のように述べている。
 「私は、朝鮮史では、まず日本の朝鮮侵略の事実を明らかにすることが必要だと思う。本書が、政治・外交史に偏しているのは、一つには、このような理由による。
 そのために私がとくに力を注いだのは、これまでの朝鮮史研究で、あやまり伝えられたことの解明であった。これまでの日本人による朝鮮史の多くは、うそと俗説のうえにきずきあげらた、といっていい。私はまず、このうそと俗説をうちやぶることに力を注いだつもりである」


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宮本、不破に問う

『火花』第526号1982年1月24日「大鳴大放」

★「スターリン批判」問題を再論。一九五六年十月の革命の直前、ハンガリーの詩人コニアは叫んだ。「昨日の味方に反対する専横な行動に参加したことについて、魔女狩り裁判をもくろんだことについて、無実な人々を迫害したことについて、真の革命家たちをあたかも裏切り者であるかのように扱い、(牢獄に)ほおりこみ殺害したことについて、コミュニスト(共産党員)はいったいいかなるモラリティの名で自らを正当化するのか?」


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村瀬興雄著『ナチズム』

ナチス台頭の背景に迫る

『海つばめ』第656号1997年11月30日

 ナチズムが持った異常性と非合理性が、いかにしてドイツを席捲し、大衆を熱狂へと駆り立てていったのか。本書は、ここに焦点をあてつつ、ヒトラーとナチスの言動の変遷を追いながら、明らかにしようとする。従ってそれは、同時に、ナチズムの本質とその台頭の秘密に迫るものである。


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金時鐘「光州詩片」

韓国=光州の階級闘争を凝視

『火花』第618号1983年12月11日
 三年前の光州事件は、韓国が極東における一個の帝国主義国として日本に次ぐ地位をはっきりと刻みこむ一つの契機となった、と批評子は考えている。そしてこのことは、在日朝鮮人の人々の闘いにもある質的変化をもたらしているだろう。
 金時鐘氏の『光州詩編』には三年前の事件以来の一二編の詩がおさめられている。


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反動知識人が県民を誹謗――「集団自決」で虚偽証言をしたと

『海つばめ』第1047号2007年7月15日

 沖縄のまさに“全県一致”の広がりにおいて、「集団自決」の事実についての教科書の叙述を削除した文部科学省の検定に抗議し、その復活を求める決議を行った。
 こうした動きに対して、つくる会にたむろするえせインテリどもは、「情緒過剰的」な反応であって、県民の多くの証言は信用できないとわめき、その証拠をいくつか上げつらっている。


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サン・シモン著『産業者の教理問答』

“産業者”による将来社会の構想

『海つばめ』第870号2002年5月26日
 サン・シモンは「三人の偉大な空想的社会主義者」の一人である。エンゲルスは次のように述べている。
 「サン・シモンには天才的な視野の広さが見出され、この視野の広さのおかげで彼の思想には、厳密な意味での経済思想を除いて、後代の社会主義者たちのほとんどすべての思想が萌芽としてふくまれている」と(『空想から科学への社会主義の発展』)。
 本書は訳者の森博が一九八七〜八年に翻訳出版した『サン・シモン著作集』(全五巻)の第五巻に収められたものを昨年六月、新たに文庫本として出したものである。


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ハイエク著『隷属への道』

新自由主義の元祖の信念

『海つばめ』第709号1999年1月17日
 ブルジョアやブルジョア学者によって自由主義思想がもてはやされているが、その一つがハイエクの思想である。
 ハイエクは自由主義論者であるとともに、経済学者とくに景気論者として知られ、一九七四年その貨幣論および経済変動についての理論と、経済と社会制度の相互依存関係についての分析でノーベル賞を受賞している。本書で論じられているのは社会理論であり、東欧では自由主義的反体制運動派の「座右の書」として広がり、大きな影響を与えたといわれている。


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レマルク著『凱旋門』

不安と絶望の時代を芸術的に

『海つばめ』第529号1995年4月9日
 難しい本ばかり紹介されているので、今回は小説を取り上げて見たい。
エリッヒ・マリア・レマルクは私の好きな小説家の一人で、彼の十ほどの長編小説は、古本街など懸命に探し求めてすべて読んだ。「汝の隣人を愛せ」「凱旋門」「愛する時と死する時」などがもっとも気に入っている。もちろん処女作の「西部戦線異常なし」も悪くない。


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河野健二著『フランス革命小史』

諸階級の闘争として活写

『海つばめ』第632号1997年6月8日
 フランス革命について書かれた書物は多数あるが、著者はこの著作の意図を次のように特徴づけている。
 「フランス革命を理想化するあまり、往々、見ることのできないものをこの革命の中に見たり、反対に見るべきものを見なかったりすることがある。そういう偏見からはなれて、私はこの革命を人間の行った人間らしい革命として見直すべきだと思った。……歴史を学ぶということは、、結局、現在に生きる者として過去の経験や事実にさまざまの重要度をあたえ、取捨選択を行い、関連のみちすじをつけようと試みることであろう。……『叙述を少なくし、思索を多くする』上で、私は社会科学の力に多く頼った。社会科学こそ、歴史をとく唯一といわないが、最も根本的な方法だと私は考えているからである」


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鹿野政直・香内信子編『与謝野晶子評論集』

労働による女性の自立を説く

『海つばめ』第597号1996年9月15日
 与謝野晶子といえば、反戦詩「君死にたまふことなかれ」を書いた歌人・詩人としてあまりにも有名である。しかし、評論活動、とりわけ明治から大正にかけての初期の女性解放運動に果たした役割についてはあまり知られていない。
 ここで紹介するのは、与謝野のこうした側面である。本書は、与謝野の評論・随筆集『一隅より』(一九一一年七月)から『人間礼拝』(二一年三月)までのなかから、代表的な論文が収録されている。


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高橋庄治著『ものの見方考え方』

唯物論の入門書

『海つばめ』第615号1997年1月26日
 この著者は『人民の哲学』(青木文庫)でよく知られています。それをもっと平易な文章で哲学を論じたものが本書で、五章からなっています。


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ジョン・リード著『世界をゆるがした十日間』

革命の真実を生き生きと

『海つばめ』第583号1996年6月2日

 ソ連邦の崩壊に伴ってロシア革命の“評判”は著しくおとしめられてしまった。いわく「十月革命は必要ではなかった」「レーニンさえいなければ、ボルシェヴィキさえ権力を握らなければ、ロシアはスターリン体制のような野蛮な専制国家にはならなかっただろう……」(!)。
 これが好き勝手な歴史認識を示すブルジョア反動派の世迷い言であることは今更言うまでもない。


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『ドブロリューボフ著作選集』(鳥影社)

ドブロリューボフの愛国心論に学ぶ
『ジェレプツォーフ氏のでっち上げたロシア文明』を読んで


『海つばめ』第734号99年7月18日
 『ドブロリューボフ著作選集』(鳥影社)の第五巻に入っている論文「ジェレプツォーフ文明」(一八五八年)において、ドブロリューボフは、“二流のスラヴ主義者”であるジェレプツォーフの著作「ロシア文明史試論」(一八五八年)をとりあげ、スラヴ主義者の反動的思想に公然と反対しつつ、愛国心や公共の福祉、歴史観等々の問題を論じてロシア人民の闘いの方向を明らかにしている。愛国主義、国家主義が再びはびこりだした現在、百数十年前の徹底した革命的民主主義者からも、学ぶべきことは多い。


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加藤雅信著『「所有権」の誕生』

世界中で同様の過程辿る

『海つばめ』第828号2001年7月1日
 本書は民法学者である著者が文化人類学の研究を踏まえ、自らもモンゴル、中国雲南省の奥地などで実地調査を試みながら、「所有権」概念がいかに誕生してきたかを解き明かそうとしたものである。


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G・グリーン『キホーテ神父』

まさに現代のセルバンデス!

『火花』第615号1983年11月20日

 タイトルから推測できるとおり、これはかのセルバンデスの名作『ドン・キホーテの冒険』のまさしく現代版である。
 セルバンデスにおいては、ドン・キホーテは、今や滅び去ろうとする封建社会の騎士物語の世界の“反動的”な追憶者であり、彼の従者であるサンチョ・パンザは当時の最も“進歩的”な思想、すなわちブルジョア的合理主義――とはいえ、ブルジョア的な生産関係はまだまだほんの萌芽であり、支配的な関係といえばやはり封建的な生産関係であったが、それでも金権の万能の力やそれにともなう“合理主義”は、騎士の世界の空想的で神秘的な思想を粉砕するに十分だったのだ――を代表するものであった。


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『偽装請負――格差社会の労働現場』朝日新聞特別報道チーム

キヤノンや松下の偽装請負
――聞いて呆れる「人間尊重」の経営哲学


『海つばめ』第1046号2007年7月1日
 朝日新書から『偽装請負――格差社会の労働現場』という本が出ている。キヤノンや松下電器といった日本のトップ企業が、実態は派遣労働であるにもかかわらず、「請負」を偽装してきた(している)ことを暴露している。
 派遣と請負の違いは、一言でいうと派遣労働者は発注企業の指揮命令に従うが、請負労働者は請負企業の指揮命令の下に働くということである。正社員でなく、外部の企業から人材が導入される点では違いはないが、派遣の方は一年後(昨年三月からは三年後)に正規雇用の申し出をしなければならなくなったので、こうした制約を企業は避けるために派遣でなく、請負を採用するのである。。
 本書によりながら、キヤノンや松下の「偽装請負」の実態を紹介しよう。


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猪瀬直樹お前もか

『海つばめ』第1046号2007年7月1日
 猪瀬直樹が、石原都政の副知事に就任するという。
 一体猪瀬は何を考えているのか。石原都政の幹部になり上がるということは、石原都政と石原政治に共同の責任を負うということであり、石原の奴隷になり、石原と同様の権力主義にかぶれることである。副知事就任には、猪瀬の個人的な野心以外の何ものも見出すことができない。


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吉見義明著『従軍慰安婦』

安倍らの嘘と詭弁を暴く

『海つばめ』第1045号2007年6月17日

 「従軍慰安婦」という日本軍の管理下で、無権利状態のまま拘束され、組織的に「軍用性奴隷」としての処遇を受けた女性たちの存在それ自体は、戦争に行った元軍人なら誰にでも知られていた。
 だが、その大規模且つ異常な《国際的戦争犯罪》の最大の責任者である日本国家・軍の政治的な責任が公然と問われるようになったのは、やっと近々九〇年代以降からのことに過ぎない。


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