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検察も鳩山政権も小沢を無罪放免!
労働者人民の力で犯罪者小沢を打倒するしかない
2010年2月
6日代表委員会

 検察は、小沢の不起訴を公表するとともに、小沢の秘書の三人を“重罪”だとて起訴した。そして小沢は得たりやおうと、幹事長職を続け、権力の頂点に君臨続けると宣言した。
 権力を利用して金権腐敗に染まって何十億円もの不正なカネをかき集め、そのカネを使って政権まで手にした破廉恥漢、事実上のヤミ献金に首まで浸かってきた刑事犯罪人の大悪党を、検察は無罪放免にしたのである。
 検察は自らやったことを恥じるべきであって、今後一切、自らを正義の守り手をもって任ずるべきではない、むしろ反対に、権力のために犬馬の労を取る、卑しい存在であることを自ら知るべきであろう。
 秘書が三人も重罪であって、小沢が無罪であるなどということを、誰が信じるのか。秘書が何十億円というおかしなカネを、おかしな形で動かし、その出所や使い道をごまかしていて、小沢がそのことに無関係であったなどということがあり得るはずもないのである。
 小沢の性格ややり方は周知のとおりである、彼は、党であろうが、内閣であろうが、国会であろうが、自分の意のままになり、思い通りに動かなければ我慢ができない人間である。小沢の秘書たちはほとんど自主性も自由もなく、小沢の権力を恐れ、小沢の意向のままに動く、ロボットのような存在で、小沢の指示通りに動かなければ、たちまちかみなりが落ち、追い出されかねないのである。議員になり上がれたとしても、小沢の意思に反したら、一日として、その地位に留まることもできないのである。
 そんな秘書たちが、小沢の意思もなく、指示も受けずに何十億円もの不正のカネを動かし、自らの意思で書類を操作し、報告書を偽造してごまかし続けた、などということがあり得るはずもないではないか。
 そもそも検察が、形式上の罪──記載のミス──で秘書を追及しようとしたり、秘書の自白に期待して立件しようとしたなどと言うこと自体、検察が最初からまじめでなく、小沢の巨悪を根底から、徹底的にあばき、告発しようという意思を持っていなかったことを暴露している。
 小沢のヤミ献金や事実上の収賄、金権汚職、資金のロンダリングなどは明らかであって、それが事実として証明できない、裁判をやって勝てる見通しが立たない、などというのは検察の卑しいごまかしであり、虚偽であって、例えば、小沢がゼネコンから五千万円、あるいは一億円のカネを受け取ったということは、ゼネコン側の証言からもすでにはっきりしているのである。あるいは土地代金の四億円を始め、巨額のおかしなカネの動きも明らかであって、こんな悪知恵の働いた、小沢の悪質犯罪を見逃して検察は恥ずかしくないのだろうか。一体小沢の巨悪もやっつけることができないで、どこに検察の存在価値があるだのか、国民に対して顔向けができるのか。
 裁判をやって「確実に」勝てないから起訴しない、などというのは弁解にもなっていない。「確実に」勝てるか、勝てないかといった基準で、庶民の犯罪を起訴したり、しなかったり、常日頃やっているというのか。庶民に対しては、もっとあいまいで、当て推量の、そして矮小な嫌疑の場合にも、いくらでも不当な逮捕や告訴を、思うがままに、高飛車にやっているではないか。小沢のような権力者なら、反対に、「いたれりつくせりの」配慮をするというのか、巨大犯罪も見逃すというのか。
 むしろ、小沢のような「限りなく」黒に近いような悪党など、「勝てるかどうか」を心配する前にどんどん起訴し、その罪を問い、公けの法定の場に引きずり出すべきなのだ。そのためにこそ、検察は存在しているのではないのか、庶民を泣かせるためだけに存在するのか。
 もし小沢のような極悪人を無罪だと言うなら、検察のやっていることもまた小沢と同罪であり、小沢の共犯者となること、巨大な権力犯罪に手を染めることでなくて何であろうか。検察は小沢が最高の権力者であるということで特別扱いし、小沢と民主党のために「犬馬の労」を取ったのである。検察の頂点にある卑しい連中は、真実と良心を売って、自らの地位や特権を買うのである。もはや彼らは自分たちが社会の正義と真実のために、不正に抗して働いているとか、そのために存在していると決して言うことはできないし、言うべきではない。
 小沢を不起訴とする方針を決めた検察幹部は次のように語ったという。
「一人の政治家の捜査をこれ以上続ければ、検察の公正さが疑われる。『小沢さんをやらないから負けだ』と見られても困る。きちんと起訴するものはした」(日本経済新聞)。
 全く冗談ではない。小沢を徹底的に追及して、どんな「公正さ」が疑われるというのか。そんなものを疑うのは小沢や民主党だけであって、むしろいいかげんな追及しかしない検察の「公正さが疑が」われているのであり、国民は、そのカドで検察を非難し、糾弾するのである。小沢を起訴するかわりに秘書三人を犠牲の血祭りにして、何が「きちんと起訴するものはした」か、そんなことは、小沢を起訴してから言うべきであろう。こんな卑しい自己弁護の発言が平気で出てくるところに、検察権力の頽廃の深さが決定的に暴露されている。
 民主党内の反対派は、小沢逮捕を予想してか、反小沢の動きを見せたが、検察が小沢擁護に回ると見るや、たちまち矛を収め、負け犬同然に尾っぽをたれてしまった。彼らの反小沢の動きが、信念に基づくものではなく、単なる“政局的な”、卑しい動機によるものでしかなかったからである。前原とか、野田とかいった連中も、ほんのわずかでも信頼できないことが明らかになった。
 もちろん、民主党と連立を組む、社民党も国民新党も小沢批判をやめてしまった。閣外協力の共産党も、小沢と鳩山政権の腐敗に対して、断固たる大衆行動一つ呼び掛けるでも組織するわけでもない。
 マスコミの罪もまた決して軽くない。例えば、朝日新聞は小沢の不起訴の報道のあった日、検察を擁護して次のように書いている。
「捜査は、小沢氏側に巨額の不透明なカネの出入りがあることを国民に知らせた。その価値は正当に評価されるべきだろう」
 どうして検察が、小沢を無罪放免したことを擁護できるのか。問題は犯罪人が犯罪人としてあばかれ、告発されないで──権力を握っているが故に──、無罪であるというお墨付きを検察から受け取ったということであって、「巨額の不透明なカネの出入りがあることを国民に知らせた」などは、検察が明らかにしなくてもいくらでもすでに示されて来ていることである。そんな不正な何十億円という巨額のカネが動いているなら、なぜ検察は犯罪人として告発しないのか、できなかったか、である。それをこんな形で弁護するなど、まさに商業マスコミの中途半端さと欺瞞というものであろう。
 日本経済新聞もわけの分からないことを書いている。
「権力の対立がもたらしたものが、検察と政治への不信の増幅だけだったとすれば、勝者はいない。最大の敗者は不信を募らせる国民ではないか」
 検察の小沢の犯罪の追及は、単なる「権力の対立」などと捕らえる無神経はさておくとして、一体何を言いたいのか。問題は小沢の巨悪が闇から闇へと葬り去られ、巨大な権力犯罪を犯した人間がのうのうと、またまた権力の座に座り続けることになった、という現実である。
 それに、極悪の犯罪者の小沢が無罪放免され、金権腐敗が罪に問われないということが、なぜに「国民が最大の敗者」ということになるのか。検察が事実上、小沢となれあったということは、別に国民の敗北でも何でもない、というのは、国民(労働者人民)は究極のところでは、権力の反労働者人民的な部分、最も反動的で、汚い部分を担う検察など、最初から信用していないからである。検察が小沢を許しても、労働者人民は小沢とその“悪質で”、汚い犯罪を最後まで追及して、決して許しはしないからである。
 民主党に自浄能力がなく、検察権力に小沢と民主党の社会悪を正す意思がないとするなら、今こそ、労働者人民はただ自分たち自身の闘いによって、自分たちの断固たる大衆的な闘争によって、小沢と民主党の不正と不正義の権力を一掃するしかないのだ。自覚する労働者よ、若者よ、勇気をもって立ち上がれ!

『海つばめ』 最新号(1114号) 10/2/7

【一面トップ】「労働なき富」は鳩山の大罪だ
 自らを顧みない民主党――「子育て支援」は「労働なき富」の政治だ
【主張】原則も公正さもない日航「再建」
 巨大“民間”企業まで国が救済
【草枕】蘇える「欠食児童」
【コラム】飛耳長目
【一面サブ】大恥かいた菅直人――無学の上にブルジョアドグマを信奉
【二面トップ】「政治とカネ」問題の本質――“みかじめ料”強いる選挙制度――労働者政党、少数政党の排除企む
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【四面書架】木下秋寛著『メディアは戦争にどうかかわってきたか』――国家による情報操作の道具
【四面連載小説/天の火もがも(43)――林 紘義】三、あくがれ出づる魂(たま)かとぞ見るQ

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   ・政治家の官僚化と議会の空洞化――空文と化す小沢の“国会改革”(09/12/13)
   ・小沢が「議員立法」を“禁止”――“ボナパルチスト”の登場か(09/10/18)
 ●子育て支援
   ・「所得制限は愚策」か――子育て支援問題とマスコミの頽廃(09/12/27)
   ・“子育て支援”も「ムダ」ではないのか――国家破産の現実に無頓着(09/10/4)
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 ●総選挙と鳩山新政権の誕生
   ・政権担当の「資格」も「能力」もなく――愚昧な閣僚の雁首だけ揃え(09/9/20)
   ・虚構の民主党”大勝利”――鳩山政権の反動制を暴け(09/9/6)
   ・麻生も鳩山も同じ穴の狢――希望も未来もない「政権交代」(09/8/23)
   ・権力の“分立”か集中か――“民主主義”に無頓着な民主党(09/8/23)

【新刊書】
 09/11/1発行
 ●理論誌『プロメテウス』52号
  特集・鳩山政権の錯誤――自民党の“悪弊”を拡大再生産
   09/4/1発行
 ●『崩れゆく資本主義、「賃金奴隷制」の廃絶を』(林 紘義) 
   〜資本の無政府主義の横行闊歩、そして蔓延する国家の無政府主義
 08/12/1発行
 ●「『家族、私有財産及び国家の起源』を探る」(林 紘義) 
   〜ブルジョア学者・モルガンに追随したエンゲルス

【中央学習会】
 ●統一テーマ:資本主義の危機と国家の救済策動――歴史的な検討
  第5回(最終回) 2月14日(日) 午後2時より
     テーマ「失われた20年――日本資本主義はどこへ行く」(仮題)
     報告者 林紘義
     場所 豊島区民センター(池袋東口徒歩10分)


国会中庭を実力占拠した労働者のデモ隊(1959年11月27日、日米安保条約反対闘争) 国会中庭を占拠した労働者のデモ隊
(1959年11月27日 日米安保反対闘争)

【新刊本紹介】



理論誌『プロメテウス』52号
(09.11.1発行)



『崩れゆく資本主義、
 「賃金奴隷制」の廃絶を』

(09.4.1発行)


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