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金権腐敗とバラまき政策の民主党
政権担当の能力なし!

2009年7月3日代表委員会
 民主党・鳩山の金権腐敗が暴露され、彼が小沢を弁護し、擁護した理由もはっきりしてきました。同じ穴のムジナ、というわけで、仲間だとするなら、小沢を批判し、打倒する理由も必要も何もなかったのです。実際、鳩山の「資産」は莫大なもので──その上、まだいんちきなやり方までして、カネを集めようとしている──、こんなブルジョアに労働者人民のための政治など期待できるはずもありません。この腐敗政党が、“政権担当”の能力はもちろん、資格さえもいことは言うまでもないことです。今でさえこんなていたらくなのですから、仮に選挙で勝って政権の座についても、その途端に破綻していくのは余りに明らかです。今こそ、与党ばかりではない、“野党”といったものの本性を暴露して闘いぬくときです。
 折も折、民主党の「選挙公約」が発表になりましたが、労働者人民にカネをバラまけば、その支持が獲得できるといった、労働者人民を愚弄した、最低のものです。第一に、今の財政状況から言えば、バラまき政策など許されるはずもありません。恐慌の中で、もし労働者や貧困者に支援が必要だというなら、それに集中してカネを支出すべきであって、バラまきはむしろ緊急に支援を必要とする人々への支援を妨げ、切り縮めるものでしかありません。中学まで月26000円を支給する「子供手当」といったものは、1・2万円の「給付金」と同様の、余りにいいかげんな政策としか言いようがありません。年金支給額も増やし、しかも国庫負担を引き上げるといいますが、財政危機の時、どこからそんなにカネをひねりだすというのでしょうか。農業の個別所得補償も同様で、ただカネをバラまけばいいといったもので、“政治”の名にさえ値しません。高速道路を無料化するというのですが、他方では、道路の無原則な建設を復活させ、その結果、膨大な債務の償却を国民の負担に転嫁しようとするのですが、それは結局まわりまわって、労働者人民におそるべき困難をもたらしかねないのです。目先の利益で釣って、将来の大きな負担や犠牲につながるとするなら、民主党の政策は労働者人民にとって大きな災厄のもとでしかありません。
 そして、17兆円ものバラまきの財源については、国民の負担は全くないと調子のいいことを言うだけで、欺瞞もいいところです。増税もしないというのですが、大資本や金持ちへの増税や、所得税を累進的なものに戻す(累進性を強化する)といったこと、あるいは株売買の優遇税制やその他の資本の特権的減税の廃止などは、どんどんすべきですが、全く知らん顔をしています。しかも4年後くらいには(麻生等と事実上、一緒になって)消費税増税(悪名高い大衆課税!)を謳うのですから、余りに反労働者的、欺瞞的です。  結局、17兆円のうちの9兆円はむだ使いをやめさせてひねりだす、8兆円はいわゆる「埋蔵金」頼りだというのですから、こんな「絵に描いただけの」財政計画がたちまち破綻せざるをえないのは余りに明白です。17兆円がまるでうちでの小槌さながらにらくらくと生み出すことができるというなら、そのカネを財政赤字の一掃や積りに積もった国の借金の軽減のために支出するというのが、まず“筋”というものです。要するに、民主党の「政権公約」とは、民主党がどんなに「政権担当能力」も資格もないかを暴露しているだけです。

『海つばめ』 最新号(1098号) 09/6/28

【一面トップ】民主に政権担う資格なし
 小沢問題を棚上げして――公判で権力犯罪暴露され
【主張】その歴史的な意義は何か
 日本でも始まった個別企業の救済
【一面サブ】最後まで麻生助けて
 総選挙目前の民主党の“闘い”
【一面連載/偽りの裁判員制度――「市民参加」というけれど(4)】「推定無罪」の意義と限界
 客観的証拠に基づく裁判は大切だが
【草枕】反戦川柳・鶴彬
【コラム】飛耳長目
【二面トップ】口先きだけの「中期目標」
 見せ掛けの15%削減――麻生内閣の「温暖化ガス」との闘い
【いま労働者は――各地からの報告】東京
 派遣労働者の怒りと自覚――ユニオン幹部に話を聞く
【三面トップ】安曇野・松本『資本論』読書会
 “緻密な”理論を学ぶ喜び――社会のあり方や生き方を考える糧に
 ・アンケートの回答から――大恐慌を考える一助に
【四面トップ】残業で体重3キロ減る――郵政労働者からのメール
【四面書架】増田明利著『今日、派遣をクビになった』
 底辺労働者の切実な訴え
【四面サブ】住む場所もない派遣労働者――県斡旋の住居から追い出され
【四面サブ】在特会の悪辣策動に反撃を!――比女子中学生の自宅にまでデモ
【四面連載小説/天の火もがも(27)――林 紘義】
 三、あくがれ出づる魂(たま)かとぞ見るA

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【注目記事】
 ●金融危機・世界同時不況
   ・破綻した「金融立国」の夢――加速する米英国家の衰退(09/5/3)
   ・二度目は茶番――緑のニューディールの幻想(09/4/5)
   ・危機深める世界資本主義――同志会第7回大会・情勢報告(09/4/5)
 ●ワーキングプア・非正規労働者問題
   ・完敗した春闘――“非正規”切り捨てた連合ダラ幹(09/4/5)
   ・定額給付金を失業給付に回せ――奴隷労働はびこる現代資本主義(09/2/8)
   ・大失業と“非正規労働者”(09.1.25)
 ●民主党代表、小沢から鳩山へ
   ・鳩山民主党に未来はない――自民と”バラ撒き”政治競うだけ(09/5/31)
   ・小沢の”院政”は民主党の終わり――鳩山は一蓮托生だ(09/5/17)
   ・麻生助ける小沢の居直り――小沢の金権犯罪は明らか(09/4/5)
 ●麻生の経済政策
   ・15兆円は”国民買収費”――「景気回復」策を口実に(09/4/19)
 ●ソマリア沖派兵
   ・”戦闘行為”も思いのまま――成立する「海賊法案」(09/5/3)
   ・”危険”知りつつ海外派兵へ――「海賊退治」の名目で(09/3/22)
 ●北朝鮮ミサイル問題
   ・空騒ぎで延命策す麻生(09/4/19)
   ・麻生内閣が大騒ぎするわけ(09/3/22)

【新刊書】
 09/4/1発行
 ●『崩れゆく資本主義、「賃金奴隷制」の廃絶を』(林 紘義) 
   〜資本の無政府主義の横行闊歩、そして蔓延する国家の無政府主義
 08/12/1発行
 ●「『家族、私有財産及び国家の起源』を探る」(林 紘義) 
   〜ブルジョア学者・モルガンに追随したエンゲルス

【中央学習会】
 ●統一テーマ: 資本主義の危機と国家の救済策動
   ――歴史的な検討
   第3回  60年代の証券恐慌と山一証券
   報告者  田口騏一郎
   日 時  7月26日(日) 午後2時から
   場 所  西池袋第二区民集会室


国会中庭を実力占拠した労働者のデモ隊(1959年11月27日、日米安保条約反対闘争) 国会中庭を占拠した労働者のデモ隊
(1959年11月27日 日米安保反対闘争)

【新刊本紹介】



『崩れゆく資本主義、
 「賃金奴隷制」の廃絶を』

(09.4.1発行)


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